2010年12月人生が壊れた。HIV陽性、エイズ発症。絶望とともにどこまで行ける?
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コール
2006-02-02-Thu  CATEGORY: ルームシェア時代
夜、ルームメイトHに電話がかかってきた。
どうやら肉親、多分母親だと思う。
彼の母親は今北海道で一人で生活している。
去年は初夏から秋口にかけて名古屋に出稼ぎに行っていた。
生活のことでたまにHに連絡が入るようだ。
Hは、詳しいことは進んでオレには話さないが、
母親に生活費の援助も多少はしているのではないかと思う。

今夜は電話に出た早々Hの語気が荒くなった。
台所で洗い物をしていたオレも一瞬ドキッとした。
金の普請…どうやらそれとも違うようだが、
心配というよりも切りたくても切れない血縁のしがらみに苛立っているようにも感じた。
立ち聞きは御法度だと思い、部屋に戻って音楽をかけていた。
それでも時折聞こえてくる彼の声。
最初よりは落ち着いているようだ。

オレも、親と同居している間にいろいろあった。
自営業の両親は借金ばかりがかさむ仕事を延々と続け、
オレや妹はもちろん、親父方の兄姉にまで迷惑をかけていた。
コツコツと少ない給料から貯めた金が、
不渡り阻止のために親父の一言で持って行かれる。
来月返すからというセリフを聞くたびに、空しさと苛立ちと時には憎しみを覚えた。
そんな両親も今は店をたたみ、住み込みでマンションの管理人をしている。
毎月金の心配をしないですむ生活をようやく手に入れたわけだ。

そんな両親と生活を長くしてきたオレだから、
Hの心境も心配も苛立ちも何となく伝わってくる。解る。
だが、余計なことはけして言わない。
向こうからも言ってはこない。
本当はオレに聞いてもらいたいのかもしれないが…
その判断がはっきりしない間は、こちらからアクションを起こさない方が賢明な気がするのだ。
それがシェアというスタイルで生活するオレたちのルールのような気がして。
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