2010年12月人生が壊れた。HIV陽性、エイズ発症。絶望とともにどこまで行ける?
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そこに、あるもの
2008-01-23-Wed  CATEGORY: 小説・コミック
山に向き合う、命と向き合う島崎三歩の魅力にノックアウト必至♪


最近会社の同僚から借りて読んでいるコミックは『岳』
ボランティアで山岳救助をやっている青年・島崎三歩が主人公で、
これがなかなか骨太な内容の物語なのだ。

大自然を相手にした人間がいかにちっぽけな存在か、
だからこそその小さな命が愛しくなる。
常に危険と隣り合わせの山登りは死と背中合わせ。
そんな悲しい現実があることをさらりと、
しかし真摯に丁寧に表現しているところに
個人的には最大の魅力を感じている。

登場人物の一人がつぶやく。
「どうしてわざわざ危険と分かっているのに登るのか」

これだ、という答えは提示されない。
山に魅せられた主人公の青年の朴訥とした爽やかな振る舞いや言動に
触れているうちに
ただ何となく頭の中に感じる空気。
分かったような分からないような…
でも確実に心に残る思いがある。

死を感じる場所、
というとすごく怖く聞こえるかもしれないが、
それはきっと命を感じる神聖な場所でもあるのだと思う。

貧富や国籍や年齢に関係なく
誰もが平等に持っている命、そしてその終わり。
このコミックはそれに向き合う大切さを教えてくれているように感じる。
島崎三歩が要救助者にかける言葉がある。

「よく、頑張った。」

救助者が生きていても死んでいても、
必ず彼はそう声をかけるのだ。
そこに安っぽい褒め言葉のような軽い響きは感じられない。
命に誠実に向き合った者に送る畏敬の念が込められているように思える。

そして、その言葉に出会うたびに考える。
自分は、彼にそう言ってもらえる時間を過ごしているだろうかと。
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